2025年の総括と、2026年の働き方・労務の動向予測

2025年も、多くの中小企業経営者と「」に関する相談を重ねてきました。

個人的に、とても充実していたと思います。

振り返ってみると、今年は例年以上に、企業の内側に溜まっていた課題が一気に表に出てきた年だったと感じています。

まず明らかに増えたのが、ハラスメントに関する相談です。

「これはハラスメントになりますか?」という初期相談から、
「もう社内では手に負えない」
「第三者に入ってほしい」
「辞めさせて欲しい」
という深刻なものまで、幅が広がっています。

背景には、法改正や社会的な感度の高まりもありますが、それ以上に、これまで我慢していた不満が、限界を迎えている現場が多い印象です。労働者の知識が増えている事もあるでしょうね。

それと連動するように、研修の依頼も明らかに増えました。

特に多いのが、「管理職向けのハラスメント研修」や、「リーダー育成」に関する内容です。

単なる知識提供ではなく、
「どう関われば人が辞めないのか」
「どう伝えれば現場が動くのか」
という実践的なテーマが求められています。

当社の研修の特徴は、
●対話を重んじる(ハラスメントかどうかより対話)
●アウトプット重視
で、「実践につながる」という声をいただく事が多いです。

また、2025年は生成AIへの関心が一気に高まった年でもありました。ほとんどの経営者が「AIが大事なのは分かっている」と言います。

ただ一方で、
・何から使えばいいか分からない
・業務にどう落とし込めばいいか分からない
・結局、使っているのは一部の人だけ
という企業も、いまだに多く、「興味」と「実用」の間に、大きなギャップがあるのが現実です。

個人的な変化としては、公的機関からのセミナー講師依頼が増えたことも印象的でした。

これは私個人の話というより、「人材」「採用」「定着」「ハラスメント」「AI活用」といったテーマが、一部の先進企業だけでなく、社会全体の課題になってきた証拠だと思っています。


では、2026年はどうなるのか。

私の見立ては、大きく4つあります。

①対話できない組織は淘汰される

指示命令型、感情的マネジメントの限界は、さらに露呈するかなと。

②労務リスクの顕在化

労基法改正、カスハラ対策など、「知らなかった」では済まされない時代になります。

③AIを使う会社と、使えない会社の生産性格差

これはもう努力論ではなく、構造的な差になります。

2026年は、「」「仕組み」「テクノロジー」を部分最適ではなく、全体で見直せる企業だけが、安定して成長できる年になるでしょう。

AIハラスメントという言葉や、AIメンタルカウンセラーみたいな職業が出てくると思っています。付き合い方を間違えると、病みますので、そこも含めてAIリテラシーを高めない企業は生き残れないと感じます。

④採用定着はもっと厳しく

言うまでもなく、こうなるでしょう。何度も言いますが、経営者が採用に本気になれない企業は、今後100%生き残れません。これまでの常識を捨てて、今すぐ動いてください。

2026年、私は2025年以上に、中小企業や経営者の伴走役として、現場に入り続けたいと思っています!