ものづくり補助金(次回に向けて、採択率のおさらい)

2018年12月7日

さてさて、1ヶ月ぶりの投稿ですね。12月は本当に早い。特に今年はありがたいことに、ここ数年で一番の忙しさです。と言っても、子育てとゴルフレッスンの影響もあるんですけどwそれを差し引いてもなかなかの忙しさです(^_^;)

タイトルの通り、今日は「ものづくり補助金の採択率(難易度)」について書きます。2019年2月~5月くらいに「30年度補正予算 ものづくり補助金」が実施されるだろう、という予測に基づいて書いております。さっそくですが、このグラフを見てください。

スマホでもちゃんと表示されていますかね?

直近6年を一言でまとめると「毎年20,000~30,000前後がチャレンジして、30~40%が採択されている(補助金が出ている)」という感じだと思います。2018年春に実施された分(29年補正予算)は採択率が50%超と高かったですね。前年と予算規模は同じだったのですが、補助金の上限金額が1,000万円になった事により、採択件数が増えた事が影響しています(前年は上限3,000万円でした)。

予算が同じ1,000億円でも、上限が3,000万円と1,000万円では、当然、採択件数は変わるって事ですね。次回(2019年春実施分)の上限金額がどうなるかも気になります

次に、下記表をご覧ください。

これはさっきのグラフを表にしたものですが、その下に私が申請した案件の採択率(2018年12月時点)も加えています。全国平均に比べて、2倍近いのが分かります。ただ、29年実施分は採択率50%と、非常に悔しい思いをしたのも事実です(´;ω;`)

この補助金、単純に数字だけを見ると、「難易度はそれほど高くなっていない」と思うかもしれませんが、確実にハードルは上がっています。その一番の理由は、申請書作成コンサルが増えてきて、書類自体のレベルが明らかに上がっている事です。

僕(泉)も、社会保険労務という立場でありながら、申請書作成コンサルを5年以上やっていますが、最初の申請書と今の申請書は、100点満点で言うなら20点は高くなっています。5年前が65点だとしたら、今は85点とか、それくらい良くなっています。これは僕だけでなく、他のコンサルでも同じでしょう。

だから、5年前は採択されたものが、今申請しても採択されなくなっているとか、おそらくそういう状況だと思います。申請書をいかに分かりやすく、素人でも分かるように作成するかがポイントです。その道のプロが見ないと分からない、そんな申請書はダメという事です。

と言っても、外部コンサルに頼る必要が絶対にあるかというと、そうではありません。書類作成が得意な方、好きな方はご自身でされるのもアリでしょう。外部の人間が書くより、自分で書いたほうが気持ちもこもりますし、細かい事まで分かりますから。

ただ、【 その時間が確保できるかどうか? 】は気にしてください。僕のように作成に慣れた人間でも、1社の申請書を作るのみ50時間~70時間はかかります(というか、かけています)。自分でやる場合は打ち合わせ時間などが不要ですが、それでも作成に手こずると思いますので、40~50時間は必要になると思います。その時間を、本業をやりながら確保できるかどうか、という話ですね。(逆に、10時間程度しかかけずに作った薄い申請書も、間違いなく採択されないでしょう)

外部コンサルの報酬は、たいてい着手金10~20万円、成功報酬も10%~20%というところが多いです。1,000万円補助金をもらって、外部コンサルに110万円(着手金10万、成功報酬10%の場合)支払うのであれば、費用対効果としては悪くないと思います。かつ、「自分で申請したときの採択率」と「外部コンサルに委託した場合の採択率」を比較してみてください。

●自分で40時間かけて申請した場合 → 不採択(得られるものゼロ)
●慣れた外部コンサルが60時間かけて申請した場合 → 採択(報酬を除いても890万円の補助金が会社に入る)

となった場合、会社経営的にちょっと「イタタタ」という感じですよね。

ものづくり補助金の申請には、

・補助金のスケジュールをクリアできるか?
・どんな事業か、ストーリーは出来ているか?
・金融機関との交渉は済んでいるか?
・メーカーへの支払い方法、タイミングについて確認しているか?
・同じ設備を使った、過去の採択事例はどんなものがあるか?
・そもそも補助金に該当する内容か?
・採択後の事業化報告は大丈夫か?

など、気にしなければいけないポイントがたくさんあります。そして、僕はこれらを全て把握しています。採択され、補助金を受けた企業は5年間の事業化報告義務があるのですが、僕は申請書を作成する段階で5年後のゴールも見据えています

 

・・・うーん。忙しいのでグラフと表を載せて終わりにしようと思っていたら、ついつい気持ちが入って長くなってしまいました(笑)

とにかく!

ものづくり補助金にチャレンジするのであれば、「ご自身でしっかりと調べて、時間も確保する」か「外部コンサルに任せる」か、2つに1つです。どちらが良いのか答えはありませんが、当社に任せていただければ、「他社が作る申請書より良い申請書が作れる」という自信があります。採択されるかどうかは、残念ながら神のみぞ知る、ですが(苦笑)

では今日はこのへんで!

 

 


 

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