雇用調整助成金(コロナ特例)2021年も継続

2020年11月9日

おはようございます、泉です。

経営者にとっては「いつまで続くのか?」が気になって仕方ない雇用調整助成金ですが、2021年3月までの実施は確定と見ていいでしょう。安倍首相の発言(15カ月予算)を見る限り、2021年5月くらいまで続く可能性もありえます(場合によってはさらに延長)。

それはそれとして、この雇用調整助成金、やはり不正が多発しているらしいです。
全国で、多くの怪しいコンサルが仲介しているそうで。
(助成金の申請代行は社労士以外にできません)

労働局が忙しいから調査が始まっていないだけで、落ち着いてきたら調査が始まり、不正が発覚した企業は重たい罰則を受けます。

雇用調整助成金にかかる「不正」とは、主に下記のようなもの。

・タイムカード上は「休業」だが、実際には労働させている
・訓練させた事になっているが、実は訓練なんてやっていない
・数字(売上)の改ざんをしている
・そもそも、存在しない従業員の名前を利用している

自分に直接被害は無くても、「不正を見過ごせない、許せない」と考える従業員は一定数います
そんな人たちは、ハローワーク、労働局に通報します。

そして通報を受けた労働局は、必ず動きます。
労働局からしたら、この通報は有難い以外の何モノでもありません。
配ったお金を回収できるわけですし、「通報がある = 不正の疑いが極めて高い」から、調べる手間が省ける。

国民にとっても不正発覚による返金は有難い事です。助成金額に加えて「数倍の罰金」が政府のお金になるからです。そのお金は、次の助成金に使われる可能性が高い。

労働局ですが、当分は人が足らないから動けないだけで、2021年春くらいから一斉調査を始めると、僕は予測しています。

下手をすると全社が対象。少なくとも「助成金額〇〇万円以上の企業は全社」という基準で動くでしょう。

「バレないだろう」

なんて甘く考えている経営者には、最悪の未来(罰金刑による倒産)が待っています

このホームページをご覧になっている方にはいないと思いますが、もし周囲に不正をしようとしている経営者がいたら、絶対に止めてあげてください。

「今から支給申請する」状態なら、まだ間に合います。支給申請しなければ不正申請にはあたりません。(当然、会社に助成金は振り込まれませんが)

不正をしないと立て直せないような事業はやめたほうがいい。悪い事に頭を使わず、どうやったら事業継続できるか、必死で考えるべきです。どうしてもダメならいったん廃業して、次のチャンスを狙えばいい。

人生は長いです。そんなお金で会社を延命させても、絶対に幸せにはなれません。

 

 


 

仕事のご依頼、見積請求、その他お問い合わせは、下記「チャットワーク」からお願いいたします!

 

 

チャットワークが難しい場合は、通常の問い合わせフォーム(Googleアンケート)か、お電話でお問い合わせください。

 

月1~3回程度のチャットワークメルマガ(月2回音声と、不定期テキスト)を受け取りたい方は、下記をクリックして承認申請をお願いします(チャットワークアカウントが無い場合は、まずはアカウント作成をどうぞ)。

 
 


C&Pいずみ社会保険労務士法人
代表社員/社会保険労務士/行政書士 泉正道
兵庫県姫路市北条宮の町287-6 ANGELO北条703号

 

歯科医院の経営者様は、新サイト「デンタルHRラボ」もご覧ください。

↓ ↓