厚労省の助成金。
キャリアアップ助成金を筆頭に、色々とありますが、今日は
①人材確保支援助成金(人事評価制度)50万円(さらに80万円)
②人材確保支援助成金(雇用管理制度)57万円
の2つについて、ある事実をお伝えします。
これらの助成金、
実は「従業員3名」規模の法人や個人事業主が一番やりやすいです。
これは空想ではなく、
僕の経験則に基づいた事実です。
3名というか、
「従業員が少ないほうがやりやすい」という事。
「2名か1名なら、もっといいんじゃね?」
という意見もあるかもですが、まあでも3人がベストかなー。
2名とか1名だと、
パートしかいない場合があって、
その場合は①②ともに助成金にチャレンジできません。
また、「正社員1名」だと、
その人が辞めてしまったら雇用保険の適用事業所でなくなるので、
その時点でアウト。
(まあ、このへんは難しい話なので飛ばして下さい)
話を戻します。
なぜ3名がベストか?
理由はすごくシンプルで、
・費用対効果が合わない
・離職率のコントロール(予測)が出来ない
という2つです。
まず「①人事評価制度」は、
「1回目の評価で固定的賃金を2%以上アップ」
しなければならないものなんです。
これは絶対です。
例外はありません。
で、この助成金の対象者は、
雇用保険の被保険者ほぼ全員と考えてもらってOK。
(入社したばっかりの人は対象外と出来なくもないが)
たとえば、
対象者の固定的賃金の平均が250,000円だとすると、
これの2%なので「5,000円アップ」になります。
これが従業員3名だと、
5,000円✕3名=15,000円で済みます。
これが従業員20名だと100,000円。
従業員50名だと250,000円。
従業員100名だと500,000円。
助成金額500,000円に対して、
かかる費用(費用と言ったら怒られるか)が500,000円。
助成金を受けるためには、手間がめちゃくちゃかかります。
50名の人事評価制度を作るなんて、何十時間かかるか。。。
そこまでの意味がありますか?
って事です。
「②雇用管理制度」については、
「目標離職率」をクリアしないと、
どれだけ頑張っても1円ももらえません。
細かい話は省略しますが、
現在の離職率が75%なら30%にしないとダメとか、
現在の離職率が0%なら現状維持しなさいとか、
そんなルールがあります。
従業員3名の会社なら、
「Aさんはたぶん辞めないだろうし、Bさん、Cさんも2年はいるだろうな」
という、コントロールというか、
辞める辞めないの予測がある程度たちます。
一方、たとえば従業員50名の会社。
さあ、この会社で、誰が1年以上残って、誰が1年以内に辞めるか、
予測ができますか?
不可能ですよね?
辞める辞めないの予測は、
人数が増えるほど難しくなります。
・・・というのが、3名がベストという理由です。
3名しかダメって事はなくて、1、2名の会社や、
4~6名くらいの会社も同じく、やりやすいです(^^)
このページで事例をアップしていますが、
↓ ↓ ↓
当社がこれまでサポートさせていただいたお客様も、
助成金については従業員3~6名くらいの会社が圧倒的に多いです。
おそらく8割以上です。
ちなみに、キャリアアップ助成金や勤務間インターバル助成金についても、
一見すると従業員数はあまり関係ないと言えますが、
僕から見るとまったく関係ないわけでもない。ですね。
僕の肌感覚として、
やっぱり従業員が多い会社ほど、
「助成金にチャレンジするための確認事項が多い」です。
という事で、
従業員3~6名の会社を経営するアナタ。
はっきり言ってチャンスです。
ぜひ助成金にチャレンジできないか、
検討して下さい!
そして雇っている従業員がけっこう多いアナタも、
助成金を受けられないわけではないので、
ぜひ最寄りの”助成金に強い”社労士にご相談ください。
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