中卒でも分かる「人材確保等支援助成金（雇用管理制度助成コース）」の話 | Ｃ＆Ｐいずみ社会保険労務士法人公式ホームページ

中卒・元マンガ家でお馴染み、社労士・行政書士の泉です。

さて、2022年3月31日をもって廃止される「人材確保等支援助成金（雇用管理制度助成コース）」について、”日本一分かりやすく”説明をします。

＜　計画が認定されるための条件　＞

・正社員が１名以上いる
・法人なら、正社員を社会保険に加入させている
・社会保険料の滞納をしていない
・正社員、契約社員など、フルタイム従業員全員に対し、１年以内に「定期健診診断」を受診させている
・定期健診診断は、全額会社負担で実施している
・従業員全員分の雇用契約書を作成している
・従業員10人以上の事業所は、就業規則を作っている

計画提出時に、このうち１つでも満たせない場合は「認定されない」とお考え下さい。つまりその場合、この助成金については検討する意味がないので、他の助成金を探しましょう。

＜　助成金をもらうための要件　＞

①今後、毎年１回、正社員全員に歯周疾患検診（１人3,000円程度）を実施する（全額会社負担）
②離職率要件のクリア（雇用保険被保険者の離職が少ないこと）

なお、①については「歯周疾患検診」以外にも、「評価・処遇制度の導入」とか、「腰痛検診」とかいくつかあるんですが、説明を簡略化するため、一番シンプルな歯周疾患検診を挙げています。

①はやればいいだけなので確実にクリアできますが、②は運も必要です。従業員の辞める辞めないは、誰にも読めませんし、防ぎようがありません。
（100％従業員が辞めない方法をご存知であれば、ぜひ教えてください）

＜　助成金額　＞

①②両方の要件をクリアすれば、57万円（一定要件を満たしたら72万）が支給されます。ただし支給は1回きり。もし57万もらったら、それで終わりです。あとは当たり前ですが、決まった期限内に支給申請をしないともらえません。

説明は以上。社労士として、この助成金の「趣旨」「目的」を伝える義務がありますが、それは問い合わせを下さった方にだけ電話で”超分かりやすく”説明いたします。

いずれにしても、「使いやすかった助成金が間もなく消滅する」という事です。当社でも過去３年で、けっこうな件数を申請させていただきました。残念ですが、厚生労働省が決めた事なので仕方ありません。

当社ではこれに伴い、下記の通りキャンペーンを実施しています。

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●人確金（雇用管理制度）”着手金０円”キャンペーン（先着10社限定）

下記要件を満たす企業（個人事業含む）に限り、着手金０円で、計画一式の作成、届出と、「何をすれば受給できるか」のアドバイスまでさせていただきます。

＜　キャンペーンの応募要件　＞
・労働保険、雇用保険に加入している　※法人なら「社会保険」への加入も必須
・正社員と呼べる人が１～４名いる
・正社員全員の雇用保険の資格取得が済んでいる　※法人なら「社会保険」の資格取得も必須
・フルタイムの従業員全員に、2021年2月以降、定期健康診断を実施した（全額会社負担で受診記録もある）
・従業員全員の雇用契約書もしくは労働条件通知書を作っている（多少不備があってもＯＫ）
・直近１年で、労働者を解雇もしくは退職勧奨した事がない
・労働保険料の滞納をしていない
・直近１年で、労働者を解雇もしくは退職勧奨した事がない

上記要件を”すべて”満たしていて、ＺＯＯＭ、電話、チャットワークでのやり取りが可能な方は、本キャンペーンへの応募が可能です。

計画が認定された場合は10万円の計画認定報酬を頂戴しますが、それまでの相談や、書類作成について報酬は発生いたしません。

万が一、計画が認定されなかった場合は報酬不要です。

※計画認定後、希望される方は支給申請までさせていただきますので、気軽にご相談ください。