おはようございます!
特定社労士・行政書士の泉です。
本日配信YouTube
「補助金 まさかの取消事例(信用金庫は中小企業の敵か?)」
< 近況 >
・電子書籍3冊目「小さな歯科医院のための今すぐ使える助成金・補助金ガイド」が間もなくリリースされます
・4/11(月)17:00~ 4/16(土)16:59まで無料キャンペーンの予定なので、無料で買う事をおススメします
< 音声まとめ >
・「事業再構築補助金」において「事業主都合による採択取消
し」が発生しました。
・ものづくり補助金、事業再構築補助金ともに、採択取消しは初の経験
・問題になったのは「建物の所有者」です
< 背景 >
・補助金の対象企業:A社
・土地の所有者:工務店B社(A社の親しい)
・土地代金について、B社はX信用金庫から資金を借りている
・建物の建築費用4,000万円も、A社がX信用金庫から借りる予定だった
・しかも、A社の建物を建てるのは土地の所有者B社(工務店)
・頭金1,500万円は、A社から建設業者に支払済
・建物の所有者は、当然お金を出すA社になる・・・・はずだった
・どういう話があったか分からないが、フタを開けてみると「建物の所有者はB社。そうでないと、X信用金庫はA社に資金を貸せない」という契約だった
・つまりB社は、
①自分の土地に
②他人(A社)のお金を使って
③自分の建物を建てようとしていた
➡聞いたことがない
・事前に確認をしていなかったA社長にも責任の一端はあるが、A社長も「まさかそんな契約とは思いもしなかった」と。その通りだと思う。
・所有権という、もっとも大きな権利についての説明責任を果たしていない(ただ、その責任が建設業者にあるのか、誰にあるのかは泉には分からない)
・所有権がA社でない以上、補助金は出ない(当たり前の話であり、当社では必ず事前に確認している)
・なので、泉からA社長に「所有権をA社にしてもらうよう打診してほしい」と伝える
➡X信用金庫、B社ともにこの申し入れを拒否。
・X信用金庫は申請前に、「補助金の事業計画を出してほしい」「事業計画書のこの数字が違っている」と、さんざん当社に口を出してきていた
・「 補助金対象とすると事前に知っている = 建物の所有者はA社でないと問題がある 」という事は理解していたはず
・泉から「X信用金庫と直接話しても良いですか?」と聞いたが、社長が「もめるのも面倒なので、こらえてください」と言われ終了
・A社からB社に支払っていた建築費用の頭金1,500万は返済される予定
・今後は、B社所有の建物をA社が賃料を払って借りる事になるので、事業自体は進められる。そこだけは良かった。
・信用金庫は基本的に中小企業の味方ですが、彼らはしょせんサラリーマン。本当の意味で責任を取る事はしない。
< 補助金の大原則まとめ >
・計画を出す
・認定(採択や交付決定)
・事業を進める
・支払いは銀行振込
・所有権は自社(他社のモノを買ってもNG)
・使用するのも自社(他社に使わせるのはNG)
今日の話は以上です。
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C&Pいずみ社会保険労務士法人
代表社員/社会保険労務士/行政書士 泉正道
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