人事評価改善助成金の内容が掴めました(29.7.14記事修正しました)

2017年5月31日

最新の記事でもアップしていますが、「人事評価改善助成金」、突然ルールが追加され、活用できる企業がグンと減る事になると思います。さらに労働局の担当者に聞いたら「また今後もルールが少しづつ変わると思います」と言っていたので、なおさらオススメできなくなりました。。。

詳しくは29年7月14日アップの記事をご覧ください。

これがもともと(29年5月31日)の記事です。
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29年5月18日の記事で「来週(5月23日)神戸助成金デスクに行って、人事評価改善助成金の内容を詳しく確認してきます」と伝えましたが、行ってきました!で、人事評価改善助成金の事がだいたい分かりました。

細かい説明は置いておきまして、まずは下記画像をご覧ください。
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画像、ちゃんと見れますか?

僕は高度なやり方を知らないので(笑)、2枚に分かれちゃいましたが、この「賃金表」っていうやつを新たに作る必要があります。これはこの助成金では必須です。この時点で「めんどくせえ」と思われたアナタは、この助成金はあきらめてください

で、下のほうに < 評価点数と変動幅 > って書いてますね。
この「評価点数」がどこから来ているかと言うと、ここから来ています。
                        ↓ 

全部じゃなくて、一部抜粋しています。これ、助成金に慣れている人はお気づきだと思いますが、上の< 一般的な能力・ビジネスマナー >は「ジョブ・カード3-3-1-1」から引用しています。ビジネスマナーも仕事をするうえで必要ですからね。

で、下の「専門的スキル」は「ジョブ・カード3-3-1-2」から引用しています。

あ、別にジョブ・カードを使う義務はありませんからね。ただ、僕はこれまでジョブ・カードを何回も使ってきたので、「ジョブ・カードを使うのがラクだし、助成金の趣旨とも合うなあ・・・」と思ったからやっただけです。

ジョブ・カードを無視して、独自の評価項目を作ってもらって全然問題ありません

この2つを従業員が見たら「この項目でこういう評価を受けたら、これくらい給料が上がるんだな」って分かりますよね。逆に言うと、それが分からないような制度はダメって事です。助成金全てに共通して言える事ですが、制度を作る時は「従業員の立場になって考える」のがポイントです。

さて。では「人事評価改善助成金」をもらうには、どんな事業主が、何をやったらいいか簡潔に書きますね。ここまで簡潔に書く社労士はまずいないと思います。

< どんな事業主が? >

・まだ人事評価制度がない事業主
(人事評価を広めたいのが国の考えなので、すでに制度がある事業主には国は助成金を支給しません)

< 何をやったらいい? >

社内でじっくり話し合って、賃金表を作る
②同時に「評価項目」「変更幅」を決める

※①②を合わせて「人事評価制度」と呼ぶ事にしましょう。

いつから人事評価制度を実施するか決める
(その日から、全員の基本給や職能給を賃金表に当てはめる必要があるって事です)

④ハローワークや都道府県労働局計画届を出す
(認定されるかは出してみないと分からない・・・)

④制度について事前に社員に周知し、同時に就業規則や賃金規程にも定める(労基署にも届け出る)

制度を実施する(社員を賃金表に当てはめていく)

→29.7.14追記 当てはめるだけではダメで、
 実施時点で2%上がっていないと50万円ももらえません!

 このルールは29年6月30日に追加になりました!

限界までシンプルに書くとこんな感じです。

これで50万円もらえる権利が得られます。ただ、もちろん支給申請しないと助成金は出ませんので、実施から2ヶ月以内に支給申請してくださいね。

それから、作った賃金表や評価項目は、基本的にずっと使ってもらいます。年に1回なのか、年に2回なのかは自由ですが、とにかく続ける必要があります。つまり「助成金目当てだけでテキトウなものは作れない」って事です。

就業規則にも「この制度を継続して実施する」って文言が必須ですので、言った限りはやりましょう。やれないならこの助成金はあきらめてください

「賃金表や評価項目は泉さんのほうで作ってよ」

って感じで丸投げされる方がいますが、それは受けられません。しっかりと社内で考えていただいて、従業員がある程度納得できるような制度にしないと、たぶん後でもめますよ(笑)

仮にテキトウに作って助成金の50万円もらっても、不平不満がたまってどんどん人が辞めていったら、その損害は50万円どころじゃ済まないでしょう。

しっかりした制度を作るためには、僕たち外部の人間だけでは絶対にムリです。助成金抜きにしても、「人事評価制度を定める」事はとっても良い事です!会社を良くするために、今とっても注目されています。

求職活動をしている若者も、「人事評価制度がしっかりした会社」と、「人事評価制度が無い会社」だったら、ほとんどが前者を選びます。専門家として出来る限りのアドバイスはしますので、ぜひ一緒に考えましょう!

ちなみに、この「人事評価改善助成金」について現時点(平成29年5月30日)で当社の実績はありません。新しい制度なので当たり前ですが(笑)

ただ、何をすればいいかが掴めたので、これからどんどんお客さんに話していって、実績はどんどん増えていくはずです。

・前から人事評価制度に興味があった
・この記事を読んで、人事評価制度助成金にトライしたくなった

というアナタ、まずは顧問社労士や近くの社労士に相談してみてください。

もし顧問社労士に聞いても、サポートしてくれない(やり方が分からない)時は、ぜひ当社にご相談ください。当社では、

「この助成金だけ泉さんにお願いしたい!」

という依頼も可能です。また、顧問社労士ともめる事もまずありません(業務の奪い合いなんてしたくありませんし、助成金業務以外は基本的にやりませんから(笑))。

質問がある方はお問い合せフォームからどうぞ。
今日は以上です!

追伸:先週、待望の第一子が産まれました。無事で良かった(^^)

 

 


 

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