泉正道です。
あけましておめでとうございます。
本年もよろしくお願いいたします。
事前に告知しました通り、
今回から「音声」ではなく「テキスト」のみとなります。
必要に応じて、たまに動画や
音声配信になる可能性もありますが、
「文字でサッと読める」内容を目指しますので、
引き続きお楽しみください。
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今日のテーマは、
「突然のシフト変更に不満を持つスタッフへの対応」
についてお伝えします。
シフト変更は、現場の柔軟性を保つために必要ですが、
対応を誤るとスタッフの不満や法的リスクにつながることがあります。
●1. トラブルの背景と原因
シフト変更によるトラブルは、以下の原因が考えられます。
・事前連絡や説明不足
突然の変更により、スタッフが予定を調整できない状況に。
・公平性の欠如
一部のスタッフに負担が偏り、不満の原因に。
・就業規則の不明確さ
シフト変更のルールが曖昧で、トラブルを招く場合があります。
●2. 労働法の観点
シフト変更は雇用契約の一部とみなされるため、
変更には以下の法的ポイントを押さえる必要があります。
・労働条件の変更には従業員の同意が必要(労働基準法)
・合理的な理由がない変更は無効とされる場合がある
●3. 実務的な対応法
シフト変更を円滑に進めるためのポイントをご紹介します。
・就業規則の整備
シフト変更の手順や条件を明文化し、誰でも確認できる状態に。
・合理的な理由の説明
変更の背景や必要性を、スタッフに丁寧に説明。
・スタッフとの対話
変更前に相談し、意見を聞く姿勢を示す。
・公平性の確保
特定のスタッフだけに負担が偏らないよう、
全員にとって公平なルール作りを心がける。
・シフト作成の透明化
シフト作成プロセスを共有し、納得感を高める。
●4. シフト変更の具体例
・【忙しい日の急な人員増加】
本来休みのスタッフAさんに、午前のみの出勤を依頼。
しかしAさんが予定変更に対応できず不満を表明。
・【繁忙期での勤務変更】
年末年始にスタッフBさんへ予定より早い出勤を依頼。
Bさんが「早出分の手当がない」と不満を訴える。
・【体調不良による急な変更】
スタッフCさんの急な欠勤で、スタッフDに延長勤務を依頼。
Dさんが「負担が偏っている」と不公平感を訴える。
これらの例からも、事前の説明とルール整備が大切だとわかります。
●まとめ
シフト変更は、スタッフの不満だけでなく、
労働法上のトラブルにもつながる可能性があります。
「ルール整備」と「丁寧な対話」の両方を意識し、
現場の信頼関係を深めながら、円滑に業務を進めていきましょう。
泉正道
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