採用費60万円は本当に高いのか?

今日は「採用費60万円は本当に高いのか?」というテーマでお伝えします。

昨日、ある社労士の方と採用についてお話しました。
その方は1名の採用を検討中で、ヘッドハンティング会社の利用を考えていたそうです。

ヘッドハンティング会社とZOOMで話したところ、「経験者1名あたり60万円の紹介料」とのことでした。
その社労士の方は「結構高いですね」と感じたようですが、私の感覚では、60万円は決して高くありません。

●1. 採用コストをどう考えるか?
多くの企業が「とりあえず自分でやってみます」と採用活動を始めるものの、半年、1年と経っても「まだ採用できていない」という声をよく聞きます。

そこで考えていただきたいのが、「採用しなかったことで発生した損失」です。

・不足した人材のために他の社員の負担が増大
・新規事業や拡大のチャンスを逃す
・現場のモチベーション低下や離職の連鎖

これらの損失は、採用費60万円を大きく上回る可能性があります。

●2. 1年前に採用できていたら?
仮に、1年前に60万円の費用を払って経験者を採用していたら、どうなっていたでしょうか?

・1年間の人手不足は解消されていた
・業務の生産性向上や売上拡大につながっていた
・他の社員の負担軽減による離職防止

結果的に、60万円以上の価値が生まれていた可能性があります。

●3. 採用費用は“投資”である
「60万円は高い」という意識があるのは理解できます。
しかし、採用費用は単なるコストではなく、“未来の利益を生む投資”と捉えるべきです。

もちろん、採用した人材が定着するかどうかは別問題ですが、そもそも採用しなければ、ビジネスの拡大や人手不足の解消は叶いません。

●4. 迷っている間に市場は厳しくなる
最近の採用市場は、経験者の取り合いが激化しています。
「どこが良いかわからない」
「もう少し安いところを探そう」

と迷っている間に、優秀な人材は他社に取られてしまいます。

●5. まとめ
採用費用60万円は、決して“高すぎる支出”ではなく、事業成長のための“先行投資”です。
「採用しなかった場合の損失」をしっかり計算し、未来の利益に目を向けることが重要です。

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